公認会計士が考える人生戦略ブログ

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【書評】10年後の仕事図鑑を読んで「人生の目的」を考えてみた。

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ちょっとスケールの大きな話を考えてみようと思います。

 

きっかけは、「10年後の仕事図鑑」

ずっと読もうとしてたけど、ちゃんと読めてなかったので

休日を利用して一気に読みました。

 

人生の目的とは?

人生の目的って何でしょうか?

あなたの使命は?

答えられますか?

 

こういう僕も、答えられません。。。

 

難しい命題ですよね。

 

ただ、確実に言えることは

世の中に大きな影響力を持つ人達は、

何かしらの目的や使命感を持って生きているように思う。

それに共感する人達が、その人のファンとなっていく。

 

スポーツ選手の多くは、子供たちに夢を与えたい

という人たちが多いですよね。

 

はっきり言って、人生の目的なんか言われても、

パッとしないけど、

誰もに共通している人生の目的が1つだけあると思うんです。

それは、

「大切な人の役に立つこと」

それこそが人生の使命。

 

たとえば、お金持ちになりたい人はなんでお金持ちになりたいのか?

自分も含め、大切な人を幸せにできる可能性が高くなるから

じゃないですか??

 

本当にやりたいことを考える

それでは、今、本当にやりたいことってありますか?

そんなに難く考えなくても、簡単でいいです。

 

例えば、好きな芸能人に会いたい、とかでも。

もっと言うと、没頭できることってありますか?

 

今後の働き方のヒントがここにあると思います。

 

サラリーマンを否定するつもりはありませんが、

企業に就職する場合は、入社時に労働契約を締結する。

つまり、その人がその会社で頑張った仕事の成果はすべて会社に帰属する

というもの。

 

この労働について、

 

会社における労働は”湯婆婆に名前を奪われる”のに等しい

 

「10年後の仕事図鑑」p.35より引用

 

という面白い表現を見つけました。

これはお馴染みの「千と千尋の神隠し」で「千尋」の名前が湯婆婆に奪われて、

「千(セン)」となるシーン。

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お前の名前は今日からセンだ!

というやつですね。

 

これが「雇用」。

怖いですよね。

自分の働いた成果は会社の利益となる。

 

これがやりたいことなら良いと思いますが、

したくないけど、給料(生活)のために働くとなると、なかなかしんどい。。

 

会社に就職して、とりあえず言われたことだけをやってると、

やりがいを見出せなくなってきます。。

 

このジブリの映画「千と千尋の神隠し」でも、

「ハク」と名乗る男の子は、はじめ自分が何者かよくわからない。と言っていました。

まさに、湯婆婆に「雇用」されている状態です。。

だって、やりたいことをやってるわけじゃないから。

 

ぼくは、この話を見た時に、

野球漫画「Mr.FULLSWING」を思い出しました。

この漫画、子どもの頃にめっちゃハマってたんですが(野球漫画というよりはギャグ漫画っぽいけど)、

 上手い選手とか、影響力のある人、自分を持ってる人は

キャラとしてもやっぱり特徴があるんですが、

その他大勢の部員ってみんな顔一緒なんですよ。。

(ちょっとずつ違いますけど、特徴がない平たい顔)

だって、漫画やもんっていうツッコミは受け付けません。。笑

 

これって他の漫画でも往々にあって、

雇用されたらこういう見方になるのかな〜なんて、ふと思ってしまいました。

例えば、「〇〇株式会社の営業の人」みたいな感じで。。

良くも悪くも、今の日本企業の多くは、トゲがなくて当たり障りない人が好きですよね。

個性なんかいらないから、就活は全員ブラックスーツで。とか

葬式じゃあるまいし。。

 

ちょっと話が逸れました。。。

 

うまく表現できないですけど、

これからの時代を気持ちよく、やりがいを持って生きるためには

いままでの「普通」じゃダメなんだって思うようになりました。

 

自分のやりたいことや、情熱を注げることに全力で取り組んでいる人が

結果的には大きく成功した人生を送っているように思えてなりません。

 

最近でてきたユーチューバーなんて、まさにそれ。

 

そんなことを考えてる時に、ふとテレビで

「渡辺直美がGAPのCMに採用」みたいな特集がやってました。

natalie.mu

あ、これか。と

その時、腑に落ちました。

 

この人は誰にも真似できないから売れるんだ

 

って。 

 

個性がすごいけど、それに自信を持って活動している。

ホリエモンも、多くの肩書きやちょっとした得意分野をいくつか持ってる人は

代替できない存在になるって言ってましたよね。

 

このテレビを見た時、僕なりに考えてみた。

渡辺直美は、

ぽっちゃり×ダンス×芸人×ファッション

という、誰にも真似できない存在になっている。

そして、今や「世界の渡辺直美」になってる。

 

こういう人が売れていくんだ

って腑に落ちたと同時に、

こういう人が本当にカッコいい人なのかもしれない。

って思った瞬間でした。

 

 

AIが大きく影響する未来

 AIが発達し、近い未来、多くの職が奪われる

というニュースを誰もが聞いたことがありますよね。

 

自分の仕事はどうなんだろう?って考えざるを得ません。

 

学生の方であっても、

今後どんな働き方をして、どんな仕事を見つけて、

どんな会社に就職したらいいんだろう?

って考えますよね。

 

AIが大きく影響する将来には、

単純作業や「答えのある仕事」は簡単に奪われます。

これはまぎれもない事実です。

長年経験を積み重ねていた将棋名人ですら、機械に負けてしまう時代です。

www.nikkei.com

 

今後どのような人生戦略をたてるべきか?

 そんな大変な時代に生まれてきてしまった僕たちは、

これからどうやって将来を考えたらいいのでしょうか?

 

・自分にしかできない事をする

・没頭できることを見つける

・好きなことをとことんやる

・自分の頭で考える

その結果、自分自身をブランド化し、価値をつける。

 

これが重要なキーワードになると思います。

 

僕自身はというと、

どうすればいいかまだ答えは出ていませんが、

こうやって思ったことを発信していくことで、誰かのインスピレーションに届いて、

ヒントをもらえたらいいな〜。

唯一無二の個性を持ったかっこいい人たちが少しでも周りに出てくるといいな〜。

なんて

ジムで走りながら考えてました。。笑

 

仕事で幸せになるために何が大切か?についても以前に考えたので

こちらの記事もどうぞ。

 

本を読むって大事ですね。

改めて感じました。

 

また、やりたいことがもし見つかった場合に

お金がないといった理由で諦めてしまうのはもったいないです。。

 

今の時代、いろんなサービスがあるので使ってみても良いでしょう。

たとえばこれとか。

プロ人材の副業紹介サービス「プロの副業」

副業をして資金を貯めて、やりたいことをする。

そんな人が増えてきています。

 

(番外編)10年後になくなる or 減る仕事〜公認会計士編〜

 番外編ですが、「10年後の仕事図鑑」で公認会計士について言及されてました。

 

10年後なくなる仕事・減る仕事リストですね。

その根拠は、

 

会計士や税理士、社労士など法律をベースに判断する仕事はAIの得意領域。

(中略)

また、会計監査なども、AIで個人の特性を分析して魔がさす要因を

マッピングすれば、その一般業務は代替可能だと思われる。

 

 

なるほどね、と思った。

こういうのを見ると受験生は不安になると思う。

でも、実際仕事をしている方からすると、

「まだまだ大丈夫だな」というのが正直な感想。

 

会計監査についても触れていたけど、

実際できるのは、まだまだリスク評価まで。

それなら既に少しずつやろうとしているのが実際のところ。

会計士の仕事とAIについては、前にも書いているので

気になる方は参考にどうぞ。

 

www.wankorokun.com

www.wankorokun.com

 

どっちかというと、会計士の仕事はAIのお陰で仕事がはかどるようになる、

といった印象を受けた。

 

 

 

 

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