公認会計士試験は膨大なボリューム
公認会計士試験は
短答式試験、論文式試験と2度の試験を受ける必要があり、科目数も9科目あります。
詳しくはこちらで紹介していますので参考にどうぞ。
当然、三大国家資格と言われるぐらいなので
勉強範囲も膨大です。
その膨大なボリュームの勉強範囲をこなして合格するためには比較的長期間勉強しないといけません。
そんな試験に受かるために必要なことは、
まず、ゴールを知ること。
ゴールを知ることの重要性
ゴールがわからないと、どの方向に向かって、
どの程度の力を入れて走ればいいかわかりません。
当然ですよね。
例えば、42キロのフルマラソンを走るのに、
実は何キロ走ったら完走なのかわからなくて、50m走のスピードでダッシュしたらすぐに倒れてしまいます。
逆もしかり。
50m走の勝負なのに、42キロ走るペースで走ってたら絶対勝てませんよね。
資格試験も同じです。
まずはゴールを知りましょう。
具体的に説明します。
まず、平均的な受験生であれば、
勉強漬けで2年程度はかかる試験です。
目安としては、一般的に3,000時間〜5,000時間かかる試験とも言われます。
個人的には6,000時間ぐらいかかるんじゃないか?と思います。
どのレベルで試験勉強をはじめるのか、その個人差によりますが。
どのレベルか?というのは具体的には簿記の知識です。
全く簿記の前提知識がなければ、5,000時間じゃ足りないと思います。
普通に勉強するなら。
そう、もう1度言うと、
普通に勉強するなら、5,000時間じゃ足りないと思います。
単純に計算すると、
1日7時間で2年間毎日勉強すると、
7時間×365日×2年=5,110時間です。
公認会計士試験で少し苦労したことがある人ならわかると思いますが、
正直、もっと勉強してますよね?
7時間って、朝9時から勉強をスタートしたら、昼1時間休憩したとしても、終わるのは17時です。
正直、そんな甘い試験じゃないと思います。
もともと、頭の良い人、要領の良い人は別かもしれませんが、
そんなひと握りの人の話をしても仕方ないので
僕のような凡人の人の場合の例です。。
あとは、どこを目指すのか?
これが普通に勉強したら、5,000時間じゃ足りないということの真意です。
モチベーションがなかなか上がらなくなって、、、って人にはこの記事もオススメします。
どこを目指すのか?
もし、公認会計士試験に挑戦しようと思っているのであれば、
試験でどの程度のレベルになりたいですか?
最下位でもいいから、まぐれと言われてもいいから滑り込みで合格したいのか?
それとも、
王道の勉強をして、
合格すべくして合格したいのか?
それによっても、少し勉強方法を変えていかないといけません。
僕自身はと言うと、
滑り込みでも良いから、
必要最低限の勉強時間で、最小限の努力で、最も効率よく合格したい。って考えていました。
はじめは。。
はじめは、というのは
それで失敗したからです。
僕の経験上、
はじめから少しでも楽して合格したいなんて、甘い気持ちで勉強している人は、たいてい成績がおぼつかなくて落ちていきます。
なんでかって、
そんな心構えじゃ、基礎的な部分もグラグラで奇跡でも起きない限り合格しないからです。
僕自身も、それで失敗して
予備校まで大手予備校に変えて、再度通学で勉強をリスタートしました。
やっぱり、人一倍努力してはじめて、
やっと人並みに成績が取れてなんとか合格していくんだ
って現実がわかったからです。
そう思うと、人一倍勉強しないと勝てないわけです。合格できないわけです。
そこからは、毎日少なくとも7時間以上は勉強していました。
7時間勉強できなかった日もありましたが、大学で授業がある日と正月ぐらいです。
あとは、試験に落ちたあとの1週間ぐらいかな(これはリフレッシュのためです)
まず、普通に王道で勉強するのであれば、
5,000時間以上はかかるんだ。っていう気持ちで勉強しましょう。
試験直前期は、毎日10時間以上は勉強してました。
これぐらいやってれば、
たいがいどこかのタイミングで急激に成績が伸びます。そんなもんです。
僕もこれで最終的には
全国模試(大原とTAC)でも成績優秀者で名前が載るところまで成長しました。
1次試験の短答式試験も何度か不合格で苦労はしましたが、
最終的には9割近くの点数で合格しました。
じゃぁどこから手をつけるのか?
じゃぁ、どこから勉強に手をつければ良いのでしょうか。
これは確実に決まっています。
計算科目(財務会計、管理会計)です。
まずは、この科目である程度の成績を出せることを目標とすることで、
グッと合格が近づきます。
勉強を秋頃から始めたとしたら、
大手予備校の一般的なカリキュラムだと
翌年の12月の短答式試験が最初の本番です(5月の短答式試験はほとんど合格しないでしょうから、試験の雰囲気を味わう程度です)。
その場合は、秋から春ぐらいまで、ないし、
夏ぐらいまではほとんどの勉強時間を計算科目に使うのが王道と言ってもいいでしょう。
これが結果として1番合格している勉強法です(受験時代に予備校の先生も言ってましたし、周りもそうでした)。
時期によって勉強科目の重点を変えていくべき
まずは、ターゲット(時期)を決めて、
逆算して勉強の計画を立てていくべきです。
行き当たりばったりで勉強しても、気がついたら試験直前になるのがオチです。
1日の勉強時間のうち、
はじめのうちは、講義も含めて勉強時間は100%を計算科目に。
ある程度計算の基礎が出来てきたら、
次は理論科目の講義を受けつつ、自習のほとんどを計算科目へ。
そして、試験本番の数ヶ月から徐々に
計算科目と理論科目のバランスをとる。
これが王道です。
まずは、どの時期の試験を目指すのか、
ターゲットを明確に決めて、そこに向けてどの時期のまでにどの勉強を終わらせるのか?
を意識して計画的に勉強しましょう。
試験も仕事も同じです。
準備がモノを言うのです。
敵を知り己を知れば百戦危うからず
ということです。
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