住宅購入を考えて動いてる人、結構いるんじゃないでしょうか?
来年10月には消費税が増税され、2019年3月までの契約であれば、購入した(もしくは注文住宅で建造した)建物の消費税は8%で据え置きです。
それ以降の契約分からは、10%に増税されます。
ちなみに、土地は消費財ではなく、消費税はかかりません。
あくまで建物部分に対して発生します。
そんなタイミングでもあって、重い腰を上げて家探しをしてみようかなって家庭もあると思います。
そんな時に、1つ調べてみてほしいことがあります。
それは、公表されている周辺相場と比較して、買おうとしてる土地がどのぐらい値段の乖離があるのか?という点です。
個人でも簡単に調べることができる方法があります。
まずは、不動産屋さんのチラシをチェック
まず、不動産屋さんのチラシに書いてる値段から、坪単価ないし平米単価を見てみてください。
1坪=3.3平米で計算すれば問題ありません。
坪単価をチェックしたら、次は相場感を養いましょう。
1.公示価格をチェック
公示価格とは、毎年1月1日時点における情報として公的機関が公的機関から公開された土地価格です。
つまり、一般的に土地を買う人は概ねこの程度の金額が目安なんだ、というのが把握できます。
不動産屋さんもこの公示価格をある程度参考に土地を購入ないし、斡旋しているようです。
自分が買おうとしている地域の土地相場を調べてみて、公示価格と大きく乖離していたら値下げ交渉をしてみましょう。
公示価格は、こちらから検索できます。
2.路線価をチェック
次に路線価もチェックしてみましょう。
路線価は、国税庁から公表されています。
相続税等の評価に用いられたり、会計上も土地の時価を簡易的に路線価から計算するケースがあります。
路線価は、公示価格の8割程度を目安に決定されていて、全国の道路に面した土地が番地ごとにチェックできるのでピンポイントにその土地価格の目安を計算できます。
住宅用の土地であれば、簡易的に路線価で算定した土地価格を÷0.8すれば概ね土地価格の目安になります。
路線価は、こちらから検索できます。
3.周辺の売買実績をチェック
最後に周辺地域の売買実績もチェックしてみましょう。
こちらも公示価格と同様、国土交通省より「不動産取引価格情報検索」として公表されています。
買おうとしている地域がドンピシャで実績が出ていない場合も当然ありますが、
周辺地域でどのぐらいの金額で売買されたのか?というのは結構参考になります。
周辺の売買情報は、こちらから検索できます。
家探しで予算はある程度考えるけど、本当にその地域でどのぐらいの金額が相場感なのか?というのは知っておいて損はありません。
家探しを始める際には、一度このあたりの情報を頭に入れてからにすると後々役立つ時が来るかもしれません。
番外編(建物の価値は?)
一般的に建てられている木造住宅は、建物部分の価値は20年程度経てば価値がゼロになる、と覚えておきましょう。
税法上も、木造で住宅用建物の耐用年数は22年と定められています。
つまり、22年かけて建物の価値が少しずつ無くなっていくのです。
この辺りも踏まえて、家を購入する際は土地価格を出来るだけ押さえて購入していく。
そうすることで、価値の残る財産を安く手に入れることができるのです。
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