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人情溢れる自転車屋さんの店主の話。チェーン店とは違う経営手法。

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今回は、近所にある自転車屋さんの店主の話。

 

 

我が家の近所に、1つポツンと自転車屋さんがあります。

チェーン店ではなく、個人自営業で親子でやってるお店です。

おじいちゃんと息子のおじさん。

 

大手のチェーン店も近くにあるのに、なぜか結構繁盛している。

 

何が違うんでしょうか?

 

ある日、自転車のタイヤがパンクしたのでその自転車屋さんに行ってみました。

 

タイヤを見るなり、

 

こりゃ〜だめだわ。見て、このタイヤ。

バリバリに割れてるでしょ?

既製品についてる安モンのタイヤはこういう部分で値段を抑えてるからやっぱり長持ちしないのよ。

ブリジストンのタイヤなんていいよ、うちも取引してるけどさ、さすが世界のブリジストンだよ。

だってね、…

 

ってな感じで、出るわ出るわ。

自転車に対する情熱。

話を聞いてても、知らない知識がいっぱいで楽しい。

こういう店が末永く生き残ってもらいたいもんです。

 

大手企業やチェーン店が大量生産することで値段を抑えてくれた結果、一般人でも手軽に色んな物が手に入ることは良いことです。

お陰で便利な時代になって、その恩恵は相当受けてますしね。

 

ただ、その価格競争に飲み込まれてこういった地元の商店が潰れていくのは悲しいですよね(この自転車屋さんは潰れなさそうですが)。

 

 

自転車のタイヤを取り替えてもらって、

所定の時間に店に行くと、まだ少し作業をしてるようでした。

 

もうできてるのかなぁ?って思って声をかけると、

 

ちょっと待ってね。

タイヤは取り替えたんだけど、錆びてるボディとか綺麗に掃除したり、塗装したりしてたらこっちの方が時間かかっちゃってね。。

 

って楽しそうに話してくれました。

 

そこまで頼んでないけど、好意でやってくれたんでしょう。

値段も安かったし。

 

マニュアル化された大手にはない(絶対とは言いませんが)、温かさを感じる自転車屋さんでした。

タイヤも結構良さそうなタイヤがついてました。

 

 

また自転車が不具合あれば、リピートするだろうな。

 

 

こういう店には、それなりの対価を払いたいって思うのは自分だけだろうか?

 

物を売ってるだけじゃなくて、想い(サービス)を売ってるところに共感しているのかもしれない。

無意識だけど。

 

やっぱり専門サービスは安売りしない方がいいと思うな。

こういうお店も、大手と競争して安売りしてたらいつか資金が回らなくなる可能性だってある。

そうならないように願いたい。

 

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