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会計実務でよく聞く「いってこい」と「テレコ」の意味とは?経理初心者は知っておこう。

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会計士の仕事をしていると、よく経理の人が「いってこい」ですね、って発言をされます。

 

人によっては、同じような意味で「テレコ」ですねとも言ったりします。

 

では、「いってこい」ってなんでしょう?

 

はじめて経理部に配属されても大丈夫なように覚えておきましょう。

 

「いってこい」とは、経理の会計処理が間違っているけど、段階損益インパクトが同じ結果(プラスマイナスゼロ)となる時に使います。

会計実務に関わる人なら、「あ〜、そういうことね。」ってピンとくると思いますが、経験がないとチンプンカンプンですよね。。

 

は?って思った方、もう少しお付き合いください。笑

 

具体例を使って説明してみます。

 

例えば、間違った仕訳が以下の2つだったとします。

 

①(借方)現金預金 100 (貸方)人件費_売上原価 100

②(借方)経費_売上原価 100 (貸方)現金預金 100

 

これ両方の仕訳(①及び②)が間違ってたとしても、よく見ればPLもBSも全く影響はありませんよね(売上原価の内訳が入り繰っているだけなので)。

細かく見ると1つずつの仕訳が間違ってたとしても、回り回って財務諸表に影響がないときに、「いってこい」という言葉を使います。

つまり、間違った2つの仕訳で結果として間違いを打ち消しているイメージです。

 

一方、冒頭で少し登場した「テレコ」というのは、段階損益は間違っているものの、トータルでは損益影響がゼロのパターンです。

具体的には、売上総利益が100過少になってしまっているけど、営業利益では間違っていない場合など。

 

どういうことかといえば、この場合だと売上原価(COST)と販売費及び一般管理費(SGA)が間違っており、ネット影響額がゼロとなる場合です。

 

仕訳でいえば、このパターン。

正しい仕訳)

(借方)人件費_SGA 100 (貸方)現金預金 100

(間違っている仕訳)

(借方)人件費_COST 100 (貸方)現金預金 100

 

COSTとSGAが入り繰っているだけなので、「テレコ」です。

 

 

経理の仕事をする予定がある方や、経理の方と話す機会がある方は覚えておきましょう。

 

 

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