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住宅ローンは「固定金利」がおすすめというかつての定説は当てはまらくなった件

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家を買おうとすると考えなくてはいけないのが住宅ローン。

一部の富裕層を除いて、ほとんどの人が住宅ローンを利用して家を買います。

(富裕層でもあえて借入した方がメリットがでるぐらいの恐ろしい時代ですが)

 

では、ローンは固定金利で借りるのか?

それとも、変動金利で借りるのか?

 

今の団塊の世代の方が家を買う場合、

固定金利の方がメリットがある説が多数派だったかもしれません。

 

なぜかと言えば、金利が高いし、サププライムローンのような問題が起こっちゃうと怖い。

※サププライムローンは、信用の低い人向けの住宅ローンで、当初数年は固定低金利だが、その後は大幅に金利が上昇。この間に借り換えを薦める手法。かつてバブル崩壊でこれが回らなくなった。

 

しかも、固定金利を選ぶことで多少は金利が上がったとしても将来の返済スケジュールが見通せるというメリットが大きかった。

 

でも、今はそんなこと言ってる場合じゃないかもしれません。

 

なぜなら、変動金利がめちゃくちゃ安いから。

これもいつまで続くかわかりませんが、固定金利は徐々に上がってきています。

一方でまだ変動金利は持ちこたえている。

 

極端な例で言えば、

変動金利だと、0.5%でローンを組めたとします。

一方で、同額を固定金利で借りると1.0%かかったとします。

 

この場合、固定金利を借りると、変動金利の場合と比べて金利を約2倍支払うことになっちゃいますね。

これは非常にもったいない。

 

つまり、固定金利が上がりはじめた今でも、超低金利であれば変動金利で借りつつ、5年後や10年後に貯めた貯金で元本繰り上げ返済するのが正解。

 

そうすれば、仮に変動金利が上がったとしても、それにかかる返済元本が少なくなれば当然に利息も減ります。

 

つまり、トータルの支払いは減るのです。

 

もっと厳密に知りたい場合は、

 

  • 自分の借りるローンの額
  • 固定金利の場合に組める利率
  • 変動金利の場合に組める利率
  • 繰り上げ返済も含めた返済スケジュール

 

を調べた上でシミュレーションをすればどっちが自分に合ってるのか?が判断しやすくなります。

 

ローンの事前審査が通っていれば、自分でもイメージが作れますし、

全然わからない場合でもファイナンシャルプランナーなどの専門家の人に相談すれば無料で作ってくれるでしょう。

(ここでお金をとる人には今まで出会ったことがありませんので)

 

これから家を購入する予定の人や、既に昔の金利でローンを返済中だけど、借り換えたほうが良いかもと考えていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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