公認会計士わんころくんの人生戦略

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経理業務はAIにとられるのか?AIが発達しても経理の仕事はなくならない。

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経理業務はAIにとられてなくなるのでは?と心配されている方もたくさんおられると思います。

 

この前も、経理部ってすべて自動化とアウトソーシングにとって代わられるんでしょうか?

という質問がありました。

 

これはかなり極端な例ですが、どんなケースが想定されるでしょうか?

 

僕がイメージしたのは、全社員10人未満の零細企業で、最悪決算は直前に組めばなんとかなるレベルの会社。

このような会社の場合は、すでに税理士さんが全部仕訳をきってたり、すでにアウトソーシングしてますね。

 

経理部がある企業でも、中小企業で仕訳が複雑でない場合は、ロボットが処理できるかもしれません。

一般的にも、すでに

  • 請求データの自動照合
  • 減価償却費の自動計算

なんかは、当たり前のように行われていて、

今後は、条件を入れることで貸倒引当金を自動計算したり、基礎データからPBOを自動計算したり、という部分も企業の中の会計ソフトで自動計算出来るようになってくるかもしれませんね。

 

だからといって、経理業務がなくなるか?というとそうでもないでしょう。

 

経理業務は、回ってきた伝票をチェックして仕訳を入力したり、

計算があってるか確認したりするのが本来の仕事ではないはずです。

 

その数字を正しく作り上げるのはもちろんのこと、財務分析をしたり、自社の将来リスクに備えて会計上の手当てをしたりと、

本来、経営に還元できるような決算を組める部署であるべきです。

 

そうあるためには、AIやアウトソーシングで完結するなんて無理があると思っています。

 

例えば、社内秘の極秘プロジェクトで組織再編を進める場合もあるので、こんな情報は前例が無ければAIやアウトソーシングするにもしようがありません。

しかも、そんな重要なプロジェクトは当然、会計に大きく影響を与えるので無責任に外注してしまうわけにもいかないでしょう。

 

 

また、はじめの設定を誤ると、誤り続ける可能性がありますが、

これも普段決算を組んでる経理がいて、しっかりと数字感覚を把握していないと異常点にも気づかないかもしれませんし、そもそもまだ起こっていないことに対して見積もりの手当をしていくのはやっぱり機械には難しいと思います。

 

厳しいことを言えば、しっかりと決算のトピックや異常を手当て出来ない経理部門は、上場会社では決算体制の不備とされる可能性だってあります(内部統制の決算財務報告プロセス)。

 

少なくとも、現段階で10年後に経理が不要という議論は時期尚早な気がしています。

 

経理業務をパートの事務処理と勘違いしている会社は倒産するかもしれませんよ。

 

経理の方は、AIがチェックしてくれてラッキー!やっと本来の仕事ができる!ぐらいの気持ちを持っていて欲しいものです。

 

 

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