公認会計士わんころくんの人生戦略

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監査法人に入社した新人会計士に最も伝えたいこと。「マシン(機械)」になるな!

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監査法人入所1年目の新人が迎える初監査

3月決算の本決算に関する会計監査も大詰め。

ゴールデンウィークをピークに、5月中には会社法の監査意見形成に向けて、まとめを始めている監査現場も出てきているのではないでしょうか。

 

日本の上場会社は3月決算が多いので、監査法人に入所して1年目の新人が本格的な監査を経験するのは4月〜5月あたりになることが一般的です。

一般事業会社と異なり、監査法人の入所時期は2月が多いという業界特性があるからです。

 

監査法人に入って初めての監査を経験する新人会計士の中には、学生合格で初めての社会人経験の人もいれば、前職がある転職組もいます。

転職組であっても、監査経験は初めてのケースがほとんど。当然、1年目は失敗が多くなってしまいます。

 

特に入所1年目の新人を見ていると、考えて仕事をしている人としていない人がはっきりとわかります。

考えて仕事をしていないと数年後には、デキない会計士として厳しい目が向けられることになるので、1年目の心構えは特に大切です。

 

難易度の高い試験を合格したからといえ、所詮1年目は1年目です。

でも1年目であっても1人の会計士として見られるのです(監査法人慣れしている人からすれば、そうでもないようですが。。笑)

※ちなみに、公認会計士になるには実務経験2年と実務試験に合格する必要があるので、ここでいう新人会計士とは会計士見習いのことですので実務経験を開始したばかりの会計士(公認会計士試験合格者)のことです。

 

そんな今後のキャリアで最も大切になってくる新人の頃の心構えについて、最も伝えたいこと(必ず持っておくべき心構え)を書いてみようと思います。

 

陥りやすいダメなパターン

 新人会計士に陥りやすいダメパターンは、経験の豊富な監査人が監査調書を見ればすぐに分かります。

まず、前期の監査調書をなぞって手続をしたものの、何をやっているか理解できていないことがバレバレなもの。

これが一番ダメなパターンです。

当然、監査の失敗は許されないので上位者が査閲した上で、足りない手続を補うことになります。

 

何を書いているかわからずに監査をしたつもりになっているのは、責任感のなさの表れと言わざるを得ません。

 

新人会計士は絶対にマシンのように作業をするな

 監査調書の作成を単純作業のように、数字を更新したりするだけでOKと思っているようでは機械と変わりありません。

むしろ計算ミスをしない機械の方が優秀でしょうし、それでは今流行りのAIに仕事を奪われるでしょう。

なんせ、まったく専門家としての判断ができていないからです。

 

これは最初は、仕事を終わらせることに必死で、なかなか気づきにくいのですが当然のことで、作業をしているだけでは監査の失敗になりかねません。

 

監査人としてダメなことは、

  • 会社の意見を鵜呑みにする
  • 理解せずに前期と同じ手続をする
  • なぜ?と疑問に思わない

 

こう書くと当たり前のことですが、案外できていない新人が多いのが現実です。

 

マシンはいずれ干される

多くの新人会計士は1年目にマシンのように作業しかせずに判断ができていないのですが、それを上位者が見つけて指導することで学びます。

そして2年目からはしっかりと考えるようになるのが一般的です。もちろん、経験不足でわからないことも多いですが、その場合は監査チームのメンバーに相談しながら上手く進めていけるようになります。

 

ただ、中には2年目になっても考えることをせずに作業を繰り返してしまう人もいます。これに気づかすに数年続けていると、いずれ監査法人社内でも干されるようになります。

当然ですよね、だって会計士としての自覚がないと言われても仕方がない行動をとってしまっているわけですから。

 

監査法人という組織は、ある意味プロフェッショナルの集団として、個々人に自覚が求められる組織です。

何年経っても自覚がない人は、それこそ使えない人として干されてしまいますので、このあたりはドライな組織だと思います。

一方でしっかりと考えてやっている人は、仮に失敗してもフォローしてくれる組織でもありますので、やる気のある人には働きやすい組織かもしれません。

(やる気のない人には働きにくいかもしれませんが)

 

新人会計士の人は、以下の点をしっかりと気をつけていきましょう。

  • 前期を繰越すだけの監査調書を作らない
  • わからないことをわからないままにしない(必ず経験豊富な監査人に相談する)
  • 会社が言っていることを鵜呑みにせず、監査人としての懐疑心を持つ
  • 会計士として職業的専門家としての自覚を持つ

 

監査論で当たり前に学んでいることだと思います。

 

見ている人は見ていますよ。

 

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