見た目の印象というのは、大きくビジネスに左右される要素の1つとして常識になっています。まだ日本では「見た目より中身」と考える風習がありますが、やっぱり無意識的に「見た目」で好き嫌いを判断してしまっている部分がると思います。
例えば、初対面の二人がいて、片方はちょっとイケメンだけど髪の毛ボサボサでヨレヨレのスーツ、手入れしていない革靴に、安っぽいカバン。ヒゲの剃り残しもある。
もう片方は決してイケメンではないけど、髪はビシッとセットされて綺麗に磨かれた革靴に清潔感のあるスーツ。
あきらかに後者の方が好印象を受けるはずです。
これは極端かもしれませんが、ビジネスマンでも近い部分があると思います。
スーツは消耗品とも言いますが、高級品=良い、安い=悪い、というわけでもありません。
好印象に思われるアイテムを綺麗に丁寧に使う方が、トータルのコストパフォーマンスも良くなりますし、「良いもの持ってるな!オーラがあるな!」と思われる機会が増えることでしょう。
世界に目を向けると、海外では見た目が重視されます。品格のある装いに、紳士的な立ち振る舞い。一流になったからそうするのではなく、一流になるための準備と思っておく方が良い結果に結びつくことでしょう。
- 整髪剤(ジェル・ワックス)
- 上質な革靴・メンテナンスグッズ
- 月収2割の値段のシンプルスーツ
- 白のワイシャツ
- 革製品(名刺入れ、財布、バッグ、手帳)
- エチケットグッズ(臭い対策)
- 携帯靴ベラ
- タンニングローション
- 見た目を気にしよう(健康面)
整髪剤(ジェル・ワックス)
案外、髪の毛をセットしていないスーツ姿の方もよく見かけます。
髪型の印象でその人の印象が随分と変わってしまうので、髪型は毎朝セットがマスト。特にスーツで仕事する人。
短髪の方にオススメなジェルはこれ(髪のボリュームが多い人向け)。
僕も学生の頃からワックス使ったり、ジェル使ったりしていましたが、
結局これに落ち着きました。
ドラッグストアで普通に売ってます。コスパが良くて、風が吹いても髪型が崩れないのが特徴。ウルトラハードというぐらいなので、そりゃぁ崩れたら困りますが。
程よいツヤ感もでて、髪が綺麗に見えます(パサパサ感がない)
完全に乾いた髪でセットするとワックスもジェルもつけるのが難しい(個人的な感想ですが)。だから、僕は一旦シャワーで頭を流して、タオルドライしてからセットしています。ちょうど良い感じに仕上がります。
お試しあれ。
ちなみに、ワックスで前髪は最後にセット!これ基本。
髪が長い人はウルトラハードはちょっとしんどいかもしれません。。
上質な革靴・メンテナンスグッズ
やっぱりスーツを着るなら革靴はマスト。
上質な革靴の価格帯はイメージでは3万円代〜。
3万円代の革靴を買ってしっかりメンテナンスしていれば、長く使えますし、磨いた時にもしっかり艶がでてくれます。
革靴はグッドイヤーウェルト製法がオススメ。かかとが削れてきても、張り替えしたらまた長く使えます。
なぜ3万円〜かというと、僕が今まで履いてきた革靴は、(たまたまかもしれませんが)1万円や2万円代のものだと長持ちせず革もすぐ崩れてくる印象がありました。消耗品だなって感じ。(定価3万円以上で安いセール品は別ですが)
3万円ぐらいになってくると、革靴の芯がしっかりしている印象を持ちます。つまり、丁寧に使いたくなる上質な革靴が多いです。
なにも10万円もする革靴を無理して買う必要はありません。大切なのはしっかりメンテナンスして綺麗な状態の革靴を履くこと。
意外と足元って見られていますよ。僕も見ていますし。
イタリア寄りの靴か、イギリス寄りの靴かは好みが分かれるところです。
イタリア製の靴はシャープな形のすっきりしたシルエットが多いイメージです(でも一歩間違えると、イタい感じのとんがり靴に。。)
一方で、イギリス製の靴は伝統的なクラシックなスタイルの靴が多いイメージ。ちょっと丸みのある印象です。
完全に好みの問題だと思いますが、僕はイギリス靴派です。
メンテナンスも細かくすると時間がかかりますが、最低限だけでもするようにしましょう。
革靴のメンテナンスは、
まずは汚れを落として、リムーバーで油分を取り除きます。
次に保湿クリームなどを少量とり、全体になじませて布などで磨きます。
基本はこれだけでOKです。もっとこだわりたい人は鏡面磨き(ハイシャイン)という技などもありますが、ここまでやらなくても良いと思います。
布で磨くだけでも十分綺麗な状態を保てます。
僕は新人のときにシューケアセットを購入しました。
布は汚れるので、古くなった靴下とかでも十分代用できます。
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月収2割の値段のシンプルスーツ
相応なスーツは、概ね月収の2割程度のスーツと言われています。月収30万円のサラリーマンの方なら6万円程度のスーツがあればカッコ良い装いができるでしょう。
(ただ既製品の3万円程度のスーツでも、しっかり体のサイズに合っていれば問題なし。大切なのは質感とサイズ感)
スーツもこだわると数十万円もするものもありますが、そこまで値段をかけなくてもOK。
それよりも仕事相手から見て「清潔感があるか」「仕事を任せたくなるかどうか」が大切です。
NGなのはリクルートスーツのようなもの。
結構役職が上がってきても、リクルートスーツのような誰が見ても安いスーツを着ている方もおられますが、少し残念だなと思います。何が残念かというと、見た目で損をしていると思うのです。
派手なスーツを着る必要はありません。
ネイビースーツかグレースーツのシンプルなものをしっかり着こなせるようになりましょう。そのためには、スーツだけでなく、革靴やワイシャツなど、トータルでのバランスが重要です。
アメリカのドラマ「SUITS」を見るとスーツの着こなしが参考になりますよ。
白のワイシャツ
真っ白のワイシャツはやっぱり清潔感があります。最近は柄の入ったものや、色付きのボタンなど、小洒落たシャツも流行っています。
でもやっぱり大事な商談や面談の日などは、真っ白のワイシャツを着るのがオススメです(ボタンも白の貝ボタンで)。
襟は個人的にはワイドカラーがオススメ。なぜなら、ネクタイが綺麗に見えるからです(ネクタイをつけるときは、ディンプルをつけるのも忘れずに!)
ワイシャツに値段をかけられない、という方もいるでしょう。
ただ量販店でも1枚3,000円程度はするものが多い中で、ワイシャツはオーダーしても1枚5,000円程度〜作れることが多いです。
何枚も必要ないかもしれませんが、勝負の日の白ワイシャツは1枚は持っておくのがマストです。
真っ白のサイズのあったワイシャツを着ていると、どこか仕事ができそうな印象になります。不思議なものです。
革製品(名刺入れ、財布、バッグ、手帳)
デキるビジネスマンは小物にこだわります。
スポーツ選手が道具にこだわったり、美容師さんがハサミにこだわるのと同じです。
仕事道具はある程度こだわりましょう。
特に普段目につく小物は、上質なものを持っておくとよいでしょう(間違ってもナイロンの財布や名刺入れは、ビジネスではNGです)
可能であれば、名刺入れ、財布、バッグ、手帳類は革製品を使うのがオススメです。
革のバッグは少し値段が張ってしまいますが、かっこいいです(お財布事情と相談ですね)。ビジネスバッグは自立できるものを買いましょう。
革製品の専門店を見に行ってみるのも1つの手です。
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エチケットグッズ(臭い対策)
エチケットグッズも必須です。臭いに敏感な人は多いです。
臭い人と好んで仕事がしたい人はいないでしょう。
特に男性は臭いがきつくなりがちですので、普段から意識しましょう。
夏は特に汗をかくので気をつけないといけません。
ボディーシートなどを常備しておくとよいでしょう。
★ オトコの臭い対策グッズ
▶︎男性特有のニオイが気になる方に人気のボディソープをチェック
携帯靴ベラ
お客様が法人ではなく、個人の場合。
つまり、B to C のビジネスをしている場合で、靴を脱ぐ機会が多い方(ご自宅で打ち合わせの機会がある等)は、携帯靴ベラは必須です。
玄関先で革靴の紐をほどいて、、ってするのもスマートではないですし、
革靴のかかとを踏むとせっかくの靴の型が崩れます。
スマートに靴ベラを使って靴を履くようにしましょう。
その方が、仕事へのこだわりも感じてもらえることでしょう。
タンニングローション
これは上級編。小麦色に焼けた肌は健康的で、プライベートも充実しているように見えます。
仕事ができる人は、プライベートの時間もしっかりと確保できているものです。
海外ではそういった印象づけのためにもタンニングローションを利用して肌を少し黒くする方が多いようです。
外で日焼けすると、紫外線で肌にダメージを与えますが、タンニングローションであれば塗るだけで、1週間程度効果が持続するものが一般的なので健康にも良いです。
見た目を気にしよう(健康面)
健康第一と言われますが、まさにそのとおり。
体を壊してしまうと仕事にも支障がでますし、体調が悪ければ仕事がはかどりません。
また、ビジネスマンの中には肥満は自己管理能力や忍耐力がないとみなす人もいます。
定期的にジムに通って引き締まった体の人の方が仕事ができそうに見えませんか?
会社経営者が忙しくてもランニングをしたりジムに通ったりしていることも納得です。
見た目を少し気にかけることで存在感をアピールできるようになります。
ちょっとした意識で、今後の社会人人生が大きく変わるかもしれません。
仕事と見た目の関係性について、もっと知りたい方はこの本を読むことをオススメします。