あなたの周りには、負け知らずの人はいますか?
本当に負け知らずの人もいれば、負けず嫌いな人もいることでしょう。
中には、自分より弱者の人を寄せ付けない空気を醸し出している人もいるかもしれません。
そういった人達は、上手くいっているように見えますが、長期的な目線で俯瞰した場合には本当に上手くいっていると言えるのでしょうか?
一度立ち止まって考えてみようと思います。
自身を振り返り、気をつけたいという意味も込めて、整理してみます。
負けたくない気持ちは態度に出る?
誰しも「負けたい」とは思っていないはずです。
僕自身も「負けなくていいなら」負けたくないと思っています。
- 負けたくないけど、負けたことのある人
- 負けたくなくて、負けたことのない人
の2者を比べると、後者の人の方が、当然自信が態度に表れやすいでしょう。
自分を勝ち側に持っていきたい気持ち(無意識マウント)
自信を持つことは決して悪いことではありません。
自信のない態度は、相手に不安感を与えてしまいます。
しかしながら、過度な自信(過信)を態度に出すのは禁物です。
多くの人は、キャリアが長くなればなるほど「自分が正しい」と思いがちです。
僕自身も例外ではなく、思わないように意識しています。
経験上、「自分が正しい」と思っている人は態度に表れやすいです。
ドラえもんに登場するジャイアンを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
ジャイアンは、時に理不尽なことを発言しますが、決して自分が悪いとは認めません(おかあちゃんに怒られた時は素直ですが)。
人は無意識に自分を有利な立場に置いておきたいと思うものなのでしょう。
いわゆる無意識的にマウントを取るのが好きなのかもしれません。
負け顔を持っている人の方が親しみやすい
マウントを取られる側の気持ちはどうでしょうか?
ドラえもんで例えると、のび太くんです。
のび太くんは、いつもジャイアンやスネ夫にマウントを取られています。
のび太くんは、マウントを取られていつも泣いています。悔しがって、ドラえもんに相談します。
出木杉くんも実はマウントを取っている側だと思います。出木杉くんは常に正論で意見を返しますし、間違ったことは論破します。
出木杉くんは負け顔を持っていないタイプです。
完璧な優等生キャラを描いているのでそうなるのかもしれませんが、アニメの世界でも、現実社会でも、出木杉くんはおそらく主役にはなれません。
努力も怠らず、スポーツ万能、イケメン、頭脳明晰ですが、ツッコミどころがないので近付きにくいです。
助けがなくても一人でやっていけると思われてしまいがちなので、周りからの助けも少ないでしょう(自分の利益のために近づいてくる人はたくさんいると思いますが)。
完璧な優等生よりも、負け顔を持っている人の方が支持されるように思います。
負け顔を持っている人の方が、親しみやすく、面白みがあるからです。
仕事でも、セオリーは「まずは相手に勝たせてあげなさい」と言われます。
言い換えると、「まずは自分が負けてあげなさい」ともいえます。
自分が勝つことばかり考えていると人が離れていきます。なぜなら、面白くないからです。
まずは徹底的にGIVEすること。
見返りを求めずに、しっかりと相手のことを考えてGIVEを繰り返すこと。
そうすれば、いつかあなたにもリターンが返ってくる日がくるでしょう。
世の中は持ちつ持たれつ。そういった関係で成り立っているのではないでしょうか?