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あなたは、そこに「金塊」があれば触りますか?

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少し意図の分かりづらいタイトルをつけてみた。

あなたはそこに「金塊」があれば触りますか?と。

 

例えば、大通りのど真ん中に金塊があってもほとんどの人はスルーしてしまうようだ。

これは「周りが触らないものは触らない方が賢明だ」という直感がそう判断させているのかもしれない。

 

ここで、少し視点を変えてみると、「金塊」とは「チャンス」とも言える。

 

私を含め、多くの人はチャンスが目の前にあるのに、それに手を伸ばそうともせずにスルーしている可能性がある。

 

周りの人が触らないという、ただそれだけの理由で。

 

 

チャンスとは必ずしも前例があるわけではない

私たちは前例のないことをするのが怖い。

 

失敗しないだろうか?

周りから冷ややかな目で見られないだろうか?

 

悲しいことに、ポジティブなことは思いつくのが難しいのに、ネガティブなアイデアは何故か無数に、いとも簡単に出てくる。

 

チャンスは必ずしも誰かが成功した前例がなくても落ちている可能性がある。

そんなことを思わせてくれる本があったので紹介してみようと思う。

 

周りに流されていませんか?

 

ある書籍で、イーロン・マスク(テスラの創業者)がこんなことを発言したと書かれていた。

 

 

(前略)米国がデフォルトにでもならない限り、損はしないという話。だから絶対いけると考えた。ところが銀行ときたら、どこも横並びで前例主義。みんなが崖から飛び降りたら、たぶん慌てて飛び込むような、そういう連中だ。たとえ、そこに金塊が大量に積んであっても、誰も触らなければ自分も触らない。そういう発想なんだろうね」

 

アシュリー・バンズ『イーロン・マスク 未来を創る男』より引用

 

 

私たちは周りがやっていないことや、前例のないことを実行するのが苦手だ。

日本人は特にそういった気質があるかもしれない。

 

ここでイーロン・マスクは、銀行を例に出しているが、決して銀行を否定したいわけでも、銀行の当時の実態を取り上げたいわけでもない。

本質的に、こういった会社、人が圧倒的に多いという事実だ。

 

目の前にチャンスがあっても、周りのみんなが手をつけなければ直感的に「リスクがある」と感じてしまいがち。

 

誰かの成功例がないと怖い、無駄な努力という徒労に終わる恐れがある、といった理由から。

 

自分なりの意見(軸)を持つことの大切さ

 

周りに流されて自分の行動を決めたとしても金塊は手に入らない。

手に入るとしても、多くの人が手をつけた金貨の残骸だ。

 

では、金塊を手に入れ損ねないためには、どうすれば良いのか?

 

これはシンプルに自分なりの意見(軸)をしっかりと持っておくことに尽きる。

 

自分は良いと思うのか?悪いと思うのか?

周りの意見がどうであれ、自分なりの意見をロジカルに説明できるのであればそれは正解と言ってもいいのかもしれない。

 

きっと、自分で決めたことであれば責任を持ってやり遂げようと考えるし、中途半端に投げ出したりしないはずだから。

 

(今回紹介した書籍)

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