公認会計士が考える人生戦略ブログ

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「会計士は忙しい」のは本当か?忙しい時期はいつ?実は季節労働者的な一面も。

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このページを見ていただいたあなたは、会計士を目指そうか悩んでいる状況でしょうか?

もしくは、なんらかの理由で公認会計士試験に挑戦している中で、仕事の忙しさが気になっているでしょうか。

 

いずれの場合であっても、気になることは実際に会計士として働いている実体験だと思います。

 

今回は、会計士として仕事をしている僕が、会計士の仕事の忙しさについて書いてみようと思います。

 

 

会計士は忙しい?それはナゼ?

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会計士が忙しいかどうか?という質問の答えは、「たぶん結構忙しい」ということです。

 

「たぶん」忙しいと書いたのは、僕の経験上そのものを話したものです。

(会計士業界以外の仕事をしてないので、一般的な製造業などの忙しさは正直わかっていませんが。。。)

 

公認会計士の仕事のメインは会計監査です。

会計監査とは、主に上場会社の決算書(公表されている決算数値など)が正しいかどうかについて、外部の目線でチェックしてお墨付きを与える仕事です。

 

会計監査は公認会計士の独占業務なので、公認会計士でないと出来ない仕事です。

あとでも書きますが、この会計監査は「終わりがあるようでない仕事」とも言えることから、「繁忙感」が強くなりがちなのです。

 

 

会計監査のゴールとは?

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会計監査は、期限が来れば終わる仕事です(厳密には、終わらせないといけない仕事です)。

なぜなら、会社が決算を株主に発表する時期が決まっているからです。

 

もっと言えば、期限が来れば終わりますが、こだわれば、やることは無限にあるのが会計監査というもの。

 

「監査」というだけあって、

 

監査対象企業の決算書があっているかどうか?

不正の兆候(きざし)がないかどうか?

内部統制面で脆弱な面がないかどうか?

 

など、色んな角度から会社の決算を診断していきます。

これは、言葉で書くのは簡単ですが、ものすごく難しい仕事です。

 

会計の知識はもちろんのこと、業界慣行や会社の業界内でのポジション、

さらには、強み・弱みなど、多面的に知識がないと見落としてしまう恐れがあります。

ここが監査の醍醐味と言う人もいます。

 

100%完璧に隅から隅まで決算書をチェックすることは現実的に難しいので、実務的には、重点チェック項目を決めて監査をしていくことになります。

 

想像しやすいかもしれませんが、チェック項目を決めていくわけなので、全ての内容をチェックするわけではありません。時間的制約もあります。

 

全ての内容を見ないということは、人によって、能力や経験によって見れる範囲が当然変わってきます。

中には、経験不足を時間でカバーする人もいます。

 

公認会計士には、職人肌の人も多いです。

めちゃくちゃ時間を使って仕事をしてる分、監査対象会社の人(社内の従業員)よりも会社のことを詳しく知ってるなんてことも多く、これが会計士の魅力だと言う人もいます。

 

 

監査法人での繁忙感は?

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会計士の多くが監査法人に勤務している事実を鑑みて、ここでは監査法人での仕事を前提に書いていきたいと思います。

 

監査法人では、定時は17:30〜18:00あたりが多いです。

 

人にもよりますが、僕はだいたい仕事が終わるのが早くて21時ぐらいでした。

 

たまには定時で終わりますけどね。

※今では、働き方改革の甲斐あって20時頃までに業務を終えていることが多いようです。

 

ひと昔に比べると、ものすごい繁忙感は減ってきているのかもしれませんね。

最近はどの監査法人でも働き方改革を喫緊の課題として取り組んでいます。

「長時間拘束する」って考えが流行らないのかもしれません。

 

でも勘違いしないで欲しいのは、みんなダラダラ仕事してるわけじゃない。

ほんとに、会計士のような専門職の仕事ってある程度時間をかけて仕事をしないと身につかない部分があると思います。会社はそれぞれやってるビジネスも資料も論点もほんと様々。

悩みもほんと様々です。

 

そんなパターン化できない状況で、

複雑な会計処理を議論したり、どうやったら会社が良くなるかを考えたり。

こだわり始めたら何時間あっても足りません。

本質的には、こういった仕事です。

 

最近では、出来る限り単純作業は外注しようとしているのが監査法人の流れです。

そうしないと、ほんと時間が足りない。

 

最近は随分マシだと思いますが、

すこし前は事務所に23時になっても人がいっぱいいるなんてザラでした。。

 

21時ぐらいに帰ってると、

「今日は定時退社ですか?」って冗談で言われるほど。。

 

特に責任感の強い会計士は、自分で解決したい気持ちも強く、時間外で勉強や調べ物を結構しています。

また、知らない会社にアサインされると事前に勉強しないと仕事にもなりません。

 

クライアントの会社に行って、「あなたの会社はどんな仕事をしてるんですか?」なんて言ってたら会計士失格です。

 

このあたりは結構シビア。

 

これも何年か経つと案外慣れてくるんですけどね。

 

こう考えてると、会計士って結構忙しいと思います。

忙しくない会計士もいますが、一部のものすごい優秀な人(タイムマネジメント完璧、頭はキレッキレ、会計基準完璧)を除いては、

忙しくない会計士は案外使えない会計士が多いって思われる風潮もあります(実際、みんな口には出さないけどそういう傾向はあります)。

 

あなたに任せるなら、あの人に任せるわって感じ。

 

忙しくしてる会計士が必ずしも仕事が出来るわけではないですが、

職業柄、暇にしてる会計士は何かが間違ってる気がしますね。笑

 

暇なら勉強しろ!って感じです。笑

プロフェッショナルなんだから。

 

最近はそういうのも流行らないようですが、

一度もしんどい思いをせずに一流になれるほど世の中甘くないですよ。ほんと。

 

時間をうまく使うことは日々考えていることではあります。

このあたりは記事にもしています。

 

会計士の忙しい時期とは?

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特に決算のシーズンは忙殺的に忙しいです。

3月の会社でいう、4〜5月あたりがピーク。

毎日終電とか当たり前(だった)。それもなくそうと努力してますが。

毎日終電とか続けてると、優秀な人材が留まってくれませんしね。

 

でもね、いいこともありますよ。

夏休みと年末は結構休める人が多いです。

 

8月に20連休とか休暇を取って、海外旅行へ行く人も結構います。

しんどい分、休めるときにがっつり休むって感じですね。

この大型連休で海外旅行に行ってる人も多いのが会計士業界あるある。

 

年末も早い人だと12月20日頃から1月6日ぐらいまで休んでます。

 

季節労働者か!ってつっこまれそうです。

 

人によってはシンドイかもしれませんが、メリハリがあって個人的には嫌いじゃない働き方です。

実際の会計士のイメージってどうなんでしょうか?

もし思ってたイメージとズレている部分があれば教えてもらえると嬉しいです。

 

 

今回は、「会計士は忙しいのか?」というテーマで飾らずに書いてみました。

 

参考になる部分があれば幸いです。

 

 

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