公認会計士試験を途中で撤退するとキャリアに傷がつくといって見切りができない人が案外多い。
— 公認会計士わんころくん@雑記ブロガー (@wankorokun_0707) 2018年11月18日
大切なのは試験に合格することじゃなくて、資格で何をしたいか
そこがはっきりないなら撤退したからといってそんなに不利になるとは思わない
実際諦めて就職した人もたくさん見てきたけど結構楽しんでそう
資格試験に通らなくても、会計の勉強を本気でやってれば結構その後のキャリアは役にたつ。
— 公認会計士わんころくん@雑記ブロガー (@wankorokun_0707) 2018年11月18日
ビジネスの結果は基本的にすべて決算書に反映されるから、その取扱いを知っているだけでも結構大きいと思う。
資格が全てではない
公認会計士試験は、うまくいく人もいれば、なかなかうまくいかない人もいる。
それはもうある種仕方がない。
「運」や「巡り合わせ」というものを信じるかどうかは人によるけど、
なかなか合格できない場合に、「合格してこうなりたい!」という強い思いがあるわけじゃないなら撤退を考えた方が良い時もあります。
資格に合格したら一生安泰の時代ではないし、資格がなくてもそれ以上のパフォーマンスを発揮できる可能性は多いにあるので、こだわる必要はないかもしれないのです。
撤退はどのぐらいのタイミングが目安なのか?
まず1つは、年齢。
そしてモチベーション。
(能力は関係ないと思っています)
年齢で撤退を考えるタイミングは?
年齢で撤退を考えるのは多いパターンです。
1つの区切りは30歳(但し、前職がある場合を除く)。
20代から受験に専念していて、30代を迎えても合格できなかった場合、1つの撤退の目安になります。
なぜなら、就職がネックになるからです。
これもあくまで目安なので、合格したらいきなりフリーランスでやるんだ、とか特殊な例もないとは言い切れません。
でも基本的には、試験に合格したら就職するでしょう。
公認会計士はペーパー試験に合格しても、その後の実務経験(一定規模以上ないし、一定業務に従事して2年以上)を経ていないと公認会計士になることはできません。
そんなこともあって、試験合格者の多くは一度監査法人に就職します。
監査法人への就職については、この記事もどうぞ。
その監査法人の就職で1つネックとなる年齢が30歳。
これは、監査法人に限らないと思いますが、基本的に30歳を過ぎて新人採用するには、多少のハードルを越えることが必要です。
普通に考えればそうですよね。
だって、周りの合格者は若い人なら現役大学生なので、そりゃぁ年齢以外の部分で同程度の評価であれば大学生を採用するのが普通の考え方です。
いわゆるポテンシャル採用です。
30歳を過ぎるとそれにプラスアルファが求められます。
採用面接でも聞かれるでしょう。
「前職は何をしていましたか?そこで得た経験は?キャリアチェンジのきっかけは?」
採用面接で馬鹿正直に本音で話す必要もないですが(例えば、前職がしんどすぎたから。とか)、
ある程度これまでのキャリアとか、やってきた事を答えられる必要があります。
また、答えられるだけの経験が必要です。
つまり、現役大学生と違って、「即戦力」になりうるか?という視点でも見られているのです。
そこまで神経質になる必要もありませんが、
30歳が1つの区切りとなっているのは日本社会では逃れられません。
そこで日本はダメだ!とか言っても何も状況は好転しないので、
一旦、撤退のタイミングとして年齢を見る場合は、30歳が目安となるのです。
最近では、結構売り手市場なので、30歳を過ぎていても普通に採用されるケースも多く、これは状況によってケースバイケースです。
その時の業界市況も考えながら動くことが求められます。
モチベーションで撤退を考えるタイミングは?
モチベーションの低下も1つの撤退の目安です。
実際に受験している人にはわかると思いますが、たま〜にいます。
全然勉強せずにとりあえず専門学校にいる人。
特に何度か試験に失敗した人に多いです。
こういった人の中には、モチベーションが低下して勉強する気にならない。って人もいます。
確かに、勉強していたらスランプもあるし、なかなかモチベーションが上がらないときもあるでしょう。
でもそのままダラダラと1週間、場合によっては1ヶ月も勉強に手がつかない場合は撤退を考えても良いでしょう。
そこで立ち止まって「撤退」を考えた時に、「よし、しんどいけどもう1度頑張るぞ!」って思えないようではおそらく乗り切るのはしんどいです。
相当成績がよかったのに不運にも不合格になってしまった場合は別ですが。。。
モチベーションに頼りたくない人は、この記事が参考になるかもしれません。
正直撤退したからといってキャリアに傷がつくなんてことはそんなにないと思います。
その発想はダメなサラリーマン発想です。
新卒で就職しないと人生オワコンなんておかしいでしょう。
今30歳だとしても、定年まであと30年以上はあるんですよ。
生まれてから30年しか経ってなくて、あと30年は働くのに何が終わりなのかわかりません。
大企業で骨を埋めたいなら、ある程度年齢を気にしないといけないかもしれませんが、
この多様性が求められる時代には「多くの失敗経験から学ぶ」ことの方が大切だと思うのです。
一緒に勉強していた人で、なかなか成績が伸びずに撤退した友人も何人もいますが、
みんな案外楽しくやってます。
最初は辛いかもしれませんが、何年か経てば笑い話にもなります。
それよりも、撤退したからにはそれ以上のキャリアアップをしてやる!という強い気持ちの方が大切ではないでしょうか。
公認会計士の勉強を本気でやったことは無駄にはならないと思いますよ。
会計って結構大切ですよ。
会計、税金、法律、経営を科目として勉強できる試験なので結構いい経験でしょう。
大学生であれば、時間もあるし挑戦するのに良い資格だとは個人的に思います。
大学生が勉強する場合に、撤退が必要なタイミングや判断については、別途記事を書いています。
僕のブログでは会計士試験についても結構触れているので、
気になる方は他の記事も見ていってくださいね。
カテゴリ別に記事を分けています。